秋製抹茶について
お茶は4月頃に新芽を出し、5月や6月に摘採を行います。
これが所謂「新茶」や「一番茶」と呼ばれるものです。
ですが茶の樹が芽を出すのはこの時期だけではありません。
夏頃に新たな芽を出し、製造したものが「二番茶」
秋頃に出た芽を製造したものが「秋製」と言われるものです。
これら茶期は一般的に品質に影響します。
一番茶が最も品質良く、後期になるにつれて品質は劣化。
また、二番茶を摘採しないことは翌年の一番茶の品質を高めるとされています。この話、なんとなくイメージできるのではないでしょうか。
秋から冬を超え、春まで栄養を蓄えた一番茶が最も栄養が多そうですよね。
一番茶以降は栄養を蓄える期間が短いため品質は低下してしまう。
そもそも茶の樹も生きています。
本来は光合成をして栄養を蓄えるのが良いのですが、二番茶摘採のためには夏に向けて改めて遮光を行いストレスを与えることになります。
挙句、葉を採られてしまうので茶の樹にとっては大きなダメージです。
ちなみに、GORIの畑では一番茶と秋製の製造を行っています。
二番茶の摘採を行わないのは樹を大切にし、一番茶の品質を重視しているから。
そのため、GORIGARIのショップで販売しているものは基本的に全て一番茶です。
(秋製には秋製である旨を明記しています。)
では秋製はどうなのか。
「そこまで言うなら秋製の製造もしなければ良い!!」という意見が出そうなのですが。
秋には春の摘採に向けて葉層を整える作業があります。
つまり、秋に出る芽はどちらにせよ摘採するのです。
であればそれを破棄するよりも製造し利用する方が合理的だと考えています。
一番茶に対し大きく品質の劣る秋製の利用は、理解がなければ会社のブランドだけでなく地域のブランドを下げるものだと思います。
ですが、存在する樹や工場といった資源を活用することは生産家の経営面、継続性の観点から重要なことです。
GORIGARIのショップでも秋製の販売を考えています。
秋製にご理解のある方にはご購入いただければ幸いです。
自然の樹を扱う以上、一年を通して大切にし向き合う必要がります。
秋製を栽培し製造していることは事実。
それもまたGORIGARIの茶の一つです。
GARI

